愛知県豊田市にある石野サーキット。執筆がしんどいので前回投稿から間が空いているが、シーサイドサーキット&美浜サーキットに行った翌日に訪れたサーキットである。
故に、走りの記憶がやや曖昧になっている。人は忘れる生き物である。
昨日と今日走ってつくづく思うことは、愛知県民がめっちゃ羨ましい。という事だ。シーサイド、美浜、石野、どれもカート場としてのクオリティが高い。
これまで色々カート場を行脚してきて、アタリ!と思ったサーキットは1県に1ヶ所あれば上等である。しかし、愛知に来て走ったこの3つ、全てアタリ。
今のところ愛知でのアタリ率100%なのである。
3つ以外にも今回行けなかった幸田サーキット等々もあるみたいだし、愛知県のカート場の層の厚さには感嘆するしかない。
カートを趣味にしたい人は今すぐに愛知県への移住をお勧めする!
さて、そのアタリの1つ(というより後述するけど個人的には大当たり)の石野サーキットだが、ここはとにかくめっちゃ綺麗。サイトを見ると2017年にリニューアルしているとのこと。
シーサイドサーキットもすこぶる綺麗だったが、ショッピングモールの一角というロケーションだけにコースがバリアに囲まれてやや閉塞感があった。
一方ここは自然の中に作られた生粋のパーマネントサーキット的な佇まい。これぞ正しくオンロードサーキットですな。美しいやん。素敵やん。
全長786mで、レンタルカートには程良く長めのサイズ感。計算し尽くされたコーナーのレイアウト。滑らかなアスファルト。
快晴の天気にサーキットが映えて、もう、ウットリしちゃう。
石野とシーサイドは系列サーキットのようで、料金体系はほぼ同一。シーサイドと異なるところは石野は持込カートでも走れるというところ。
回数券は6回からなので、遠方から1人でやってきた一見さんの自分は単発購入しかできない。せめて3回券があればなぁ…(女性には用意されている。チクショー!)
マシンはシーサイドと同じsodiだが、車種が異なりこちらはSR5ってやつ。エンジンはホンダ270ccである。
んじゃ早速走ってみる!
1コーナーはコーナーと呼ぶべきか悩むほどの緩やかコーナーだが、どんなラインで通過するかが大事である。
大事などと偉そうに言っておきながら無責任にも正解は知らない訳だが、インベタで行っちゃうと次が辛くなるのは確実なので、縁石から縁石にインアウトのラインを描く。
2コーナーは正直どのように走っていたか覚えていない…(汗)アクセルは離していた気がするが、タイヤが温まってきてからは踏みっぱなしだったかも知れない。
ともあれ、1〜3コーナーはひとくくりである。1コーナーで緩やかに右にステアリングを切って以降、3コーナーをクリアするまでステアリングを戻す事なく1つのコーナーとしてイメージし、ステア操作を最小限に留める。ていうか、普通に走ってたら自然とそうなる。
石野サーキットで最も気持ちいい部分が、この1〜3コーナーのセットだ。ステアリングをほぼ均一に保ちつつもアクセルとブレーキのペダルワークを駆使してストレスなく駆け抜ける。
あ、今の俺イケてた!と心地よく自分に酔うことができる有能なセクションである。
3コーナーは4コーナーに対し出来る限りアウト側に脱出することで、4コーナーは無理なく踏んだままクリアできる。
バックストレート後の左コーナーだが、見た目ではコーナー右側の縁石あたりでブレーキングして侵入したいところ。しかし、そのノリで行くとタイヤが温まっていない序盤は全くもって間に合わず大きく膨らんでしまった。
縁石の手前から多少長めにブレーキングしてやっと左コーナーのクリップに付けるから、タイヤが温まるにつれてどこまで奥に行けるか試していく感じになる。
続いて右ヘアピン。
外側グリーンギリからしっかりブレーキングして曲がれる!と感じた頃合いで微妙にブレーキを残して切り込み、可能な限り早めにアクセルを踏み込む。
重いsodiだから多少操作が荒くなっても挙動が不安定になることは無いが、この先しばらくベタ踏みなのでこのコーナーの立ち上がりは重要だろう。
続くシケインは直線的に。縁石カットの良し悪しは検証できていない。
シケイン後の最終セクション右コーナーは、インにこだわるとグリップがもたなかった。中腹のアウト側縁石の位置を把握した上で中央から突入し、インをかすめ気味にアウトの縁石まで慣性に任せつつも直線的に進めば、タイヤに負担を掛けずにクリアできる。
緩い最終コーナーとメインストレートはひたすら全開。
結果2回走ってベストは48秒455だった。リサーチ不足なので遅いのか、まずまずなのかは分からなかったが、いやぁ〜このコースはめちゃめちゃ気に入った!
sodiは挙動が乱れにくく難易度は決して高く無いけど走ってて全てのコーナーが楽しいし、広いし綺麗し、サーキットの総合的なクオリティは相当に高い。これまでのレンタルカート経験でも屈指だと思う。
鈍重なsodiでもこれだけ楽しいんだから、ステップアップ制にしてもっと軽快に走れる軽量レンタルカートを配備なんかした日にゃあ無双できるんじゃない?
前日は少し気分がモヤっとしてたけど、この名サーキットとの出会いに幸せな気持ちになりつつ、愛知を去ることができました。
公式サイト
http://www.ishino-circuit.com/index.html
[独断と偏見評価]
難度★★★☆☆
度胸度★★★☆☆
爽快度★★★★★
コスパ★★★☆☆
ホスピタリティ★★★★☆