大納言 疾走る!

ド素人がレンタルカートを中心に無責任に不定期に語る。

クイック羽生 走ってみた

埼玉県の北にある羽生市。東京から遠いなぁ。と思ってたけど、車で走ってみると案外そーでもない。高速ICから近いってのはやっぱり有り難い。

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看板をよく見ると、正式名称は「ジュニアモーターパーク クイック羽生」

本来はキッズ向けのサーキットなのかな?そんな疑問を抱くも、カート場に一歩入れば大きなお友達がわんさか。キッズから熟年まで、全年齢OKということで間違いなさそうだ。

休日とは言えど驚くほどの来場者。いや〜、こんな混雑してるカート場は久しぶりっす。特に何かしらの割引イベントデーでも無さそうなので、この混み具合が通常レベルなんでしょう。

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ここの順番待ちは名前や番号札で呼ばれるスタイルじゃなく、ベンチに番号が振ってあって、いちばん最後尾に座り、前の人が走るたびにその分の空いたスペースを詰めて前方に座り直して行くスタイル。

その順番待ちのベンチにズルァァーーーッと20人くらいの大行列を成している状況。めっちゃ人気やんここ。

コース脇のベンチなので並んでる全員がギャラリー状態。こんなん緊張しますやん。

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走行は基本料金1回8分2000円。3回券5000円。6回、12回券もあるが3回券と同等の割引。ただしシェアも出来るし12回券は当日以外も使えるらしい。他にも何だかお得な日とかプラン等もある模様。長蛇の列が多少心配だが3回券をチョイスした。

ここのコースレイアウトはね、そらもう凄いです。こんなの見たことないです。明らかに一線を画してる。一体何からインスピレーションを得たのだろうか。コロラド川なのか、はたまた南米の秘境アマゾン川か。

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メインストレートを除いて全編大忙しのスネーク状態。全く覚えられまへん!そんな甲斐もあって全長は堂々の720メートル。これは一筋縄ではいかない匂いがプンプンしまっせ。

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カートはSodiのSR5という最新型。カラーリングやカウル形状が凝っててめっちゃカッコええやん!周囲のバンパーが折角のデザインを台無しにしているが、レンタルだし仕方あるまい。

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これまでビレルN35だったのを、11月から全車コレに切り替えたらしい。奮発しましたね〜!!さては、儲かってまんな??

しかしまあ良いタイミングで訪れたもんだ。おろして間もない新型車にあやかれるなんて、もう感謝の言葉しかございません。(あ、ちなみにこの投稿は2019年1月ですが、実際に走ったのは2018年11月。ちょっと前の記憶を辿って書いてます汗)

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マシンは見るからに重そうな感じだが、聞くところによると旧ビレルよりも50キロ(うろ覚え)ほど重い!とのこと。

軽さが命のカートにおいて、想像の遥か斜め上をいく重量増。レンタル使用における耐久性に特化したカート界の重戦車というところか。重量ハンデを少しでもカバーするために、エンジンは排気量ややデカ目の270を搭載してるのだろう。

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後方にはブレーキランプを装備。常連さんの後ろについて行けばブレーキのタイミングが盗めるかも?

長蛇のベンチシートに座り、待つこと数十分。遂に1発目が巡ってきた。

ヘルメットとグリップの良さそうな手袋とお風呂マットを拝借してエンジン着火。ピットロードを出る。

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ああ、やっぱり重いわー。スピードの乗り、挙動から車重をヒシヒシと感じる。こりゃ一度でもモタつくと挽回不能になるやつや。でも重たさの恩恵なのかあわやスピン、みたいな危うさは一切無い。クネクネでスピードがあんま出ないってのもあるしね。

意外なのは、思いのほかハンドルが軽いこと。こんだけコースがクネクネしてる割には腕の疲労が少ない。オーバーステア気味のセッティング?なのか知らんけど、いわゆるSodiパワステ。と命名しよう。

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レイアウトを理解していない状況なので、案の定、序盤は訳がわからんまま次々と迫り来るコーナーを只々いなしていくのみ。後半になると徐々に何となく把握できてくる。初回は慣熟やね。

2回目の走行ではやや理解度も増し、ライン取りや程よいアクセルワークを試す余裕が出てきた。

で勝負の3回目。

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1コーナーはタイミングが正直よく分からないが、やや手前からブレーキをかけて残し気味に侵入。空撮を見る限りでは、大外から全開で行けるんじゃね?とナメていたが、走ってみると思ったほど懐は広くないし、出口で更に切っていく必要もあるので、普通にしっかりブレーキングが必要だった。常連ぽい人の走りを見てると同じようなタイムでもブレーキのタイミング、長さは様々。ブレーキランプ装備はホント有難い。

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コーナーが多すぎて、文章でどう表現すれば良いのか全くわからないが、とにかくしばらくウジャウジャが続く。1コーナー以降のセクター1?は意外にも全てベタ踏みで行ける。ただ、2の表示版がある辺りのライン取りとスピードのバランスが崩れると、3辺りで苦しくなり最終的に4の表示板辺りの左側の縁石が邪魔になり辛い。ベタ踏みならややゆとりのライン取り、インベタならアクセルワークを工夫。な感じで色々と攻略法がありそうな気配。

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6の表示板がタイトな右コーナー。アクセルオフだけ、ブレーキあり、どっちでも行ける感じだがメリハリで言うと軽くブレーキングした方が良さそう。切り過ぎず真っ直ぐ脱出するイメージか。

7の表示板コーナーも色々やり方ありそうね。路面とタイヤが仕上がっていれば全開で行けそうな感もあるが、ちょいとアクセルオフで入り、踏んでコーナリング。ただ出口がやや滑りやすいので注意が必要かな。

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8の右コーナー9の左コーナーは小回りだがブレーキ不要かな?自分としてはノーブレーキでアクセルを微妙にオフ。というか、いずれもパーシャルスロットルで生かさず殺さずクリアするのがシックリ来た。

10から最終コーナーは単純に見えて意外にシビア。最終コーナーのシケインは横滑りしがちで10あたりからインをめがけるとバタつく。やや余裕のあるライン取りが必要。

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なーんとなく分かったレベルで偉そーに振り返ってみたが、こんだけクネクネしてたら、そらもう走り方なんて十人十色ですわ。ホントわかりません。最適解を求めてもっともっと走りたい。

結果、ベストタイムは49秒178。

(後からサイトを見てみたら、今は出力を若干絞ってる。ぽい??このリザルトはあくまでも11月時点のもの。)

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タイムシートは1人1枚ではなく、ホワイトボード貼り出し形式。自分の乗った号車をしっかり覚えておくべし。

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最初はなんじゃこのカオスなサーキットは!と思ったけど、走ってみりゃ考え抜かれて作られたコーナーである事が分かるし、いやはや実に走り応えのあるコースです。

スピード感は今ひとつで、立ち上がりにストレスを感じるものの、数々のコーナーをクリアしていく感覚はクセになる。

スタッフさんは気さくで明るいし、おまけに安いし、また来たいわ〜!という気持ちで家路につきました。

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公式サイト

http://919.ms

[独断と偏見評価]
難度★★★☆☆
度胸度★★☆☆☆
爽快度★★☆☆☆
コスパ★★★★☆
ホスピタリティ★★★★☆