年明けすぐに、めっちゃ久しぶりにレンタルカートで疾走ってきた。
コロナ自粛と妙な仕事繁忙で全く行けてなかったから超ご無沙汰です。
復帰走行は「行ける圏内で行ったことないカート場リスト」のなかで大事に温存(遠いし)していたオートパラダイス御殿場。
幸い高速はさほど渋滞しておらず、スムーズに御殿場エリアにたどり着き、足柄スマートインターをスマートに通過して一般道へ。
天気が良かったので運転中に富士山がチラチラ視界に入ってアピってくる。よそ見したい欲望をグッと抑えつつ、なんとかサーキットに到着した。
青雲〜それは〜君が〜見たひかり〜♪
なんちゅう見事な光景だろうか。美しいサーキットを前に雄大に鎮座する富士山。
サーキットに入ったらどうせ何かが視界の邪魔をして富士山は見れないだろう。と思ってたから嬉しい誤算だ。富士山の高さを舐めてたわ。
山麓のロケーションだけあって、思った以上にこのサーキットには高低差がある。ぱっと見ただけでも奥の3コーナー(ハイスピードコース)あたりを頂点に登っていく感じが分かる。手前のメインストレートが底辺。こういう自然の勾配を活かした立体的なサーキットってやっぱりいいね。
そんなことより、めっちゃ寒い。この辺りは特に冷える地域なのか、それとも今日がとにかく寒いのか。常にメットを被っておきたいほど空気が冷たい。
サーキットを眺めていると甲高い爆音を奏でる2ストの本気カートの皆さんが練習走行をしている。サーキットがデカイから、トップスピードもコーナリングスピードもバカっ速い。乗るカートは違うけど、コースレイアウトを覚えるためには参考になる。
このサーキットはカート場としてはかなりデカいにも関わらず、観覧デッキからの眺めに死角が無く、全てを見渡せるのが素晴らしい。小さなサーキットでも死角があるところって案外多いからね。
どうやらレンタルカートに乗ってる人は居ない。これから乗ろうとしてる人も居ない。俺がレンタルカートに乗る場合、この常連レーシングカートの方々の練習走行を中断してもらうことになる。なんだか気がひけるなぁ…。
速い常連さんたちが黙々と練習に勤しむところに割り込んでトロいレンタル走行を申し込む、なんとも言えず申し訳ない居心地の悪さ。
こっちが勝手に居心地悪いと思っているだけなのだが、いつまでたってもこのシチュエーションには慣れない。個人的なレンタルカートあるあるである。
ま、一見さんとはいえ俺も立派なお客様だ。堂々と申し込んで練習を中断して頂こう(汗)
ホントすんません。
レンタル走行料金は2500円(7分)、3500円(11分)、4500円(15分)の3種。回数券システムは無さそうだ。1年ぶりのカートでいきなり15分はキツい?と弱腰になり、3500円コースを選択。(虚弱体質なの)
レイアウトは時計回りでテクニカルとハイスピードの2種存在するようだが、この日は全長1050mのハイスピードコース。コーナーに番号をふってみた。
ちなみに上の写真の青色ラインがテクニカル、黄色ラインがハイスピード。なおこのラインはライン取りを説明したものでは無さそう。
マシンは普通のビレルN35、200cc。
さあ、雄大な富士山に見守られて1年ぶりのレンタルカート!!親父さんの丁寧な初心者レクチャーを受けた後、いざスタート。
おおーー!久しぶりのカートの感覚。結構スピード出るじゃないの。と、感動を噛み締めたと同時に乗り初めからなんだか違和感。
アスファルトは滑らかで綺麗なのにシートからは強烈なバイブレーションが。ジムによくあるブルブルマシンのよう。こりゃケツ麻痺するぞ。なんだろこれ?
終始気になったが、走りには恐らく影響ない感じ。
久しぶりで怖かったからか、1コーナーを全開で抜けることができるまで数周かかってしまった。脱出後はアスファルトの切れ目があるので、その内側に脱出できればいい感じだろう。
3コーナーも恐らく全開で行けそうだが、どうも滑る気配を感じ全開にできない。これもブランクか。
おそらく普通なら1〜3コーナーは全開でしょう。
4コーナーはユルR→キツRで構成された複合コーナー。ブレーキングとライン取りが難しい。
奥目のクリップから次コーナーに備えてさほど膨らまず。を心がけるが、ひょっとしたらスピードをあまり殺さず出口アウト側まで目一杯に膨らんでぶん回すのもアリなのかも知れない。
5コーナーも同じく。軽くブレーキングして自己流の理想ラインをトレースするが、ひょっとすると出口ラインを大外にとれば全開で行けるのかも??試す余裕は無いけど。
8コーナーはスリリングで面白い。
曲がりながら2.5mを一気に下るため、コーナー突入の寸前まで全く先が見えないのだ。
どれだけRが付いてるのか分からず、ステアリングを切るタイミングも分からない。序盤はアクセルオフ必須である。
周回を重ねる毎に徐々に切るタイミングをアジャストしていくと、終盤には全開でクリアできるようになった。
イメージよりちょっと手前からエイッとステアリングを切ると内側の縁石が現れてドンピシャのクリップになる。あとは慣性に任せてタイヤを泣かさずに脱出。
マシンの限界を引き出している感覚になれるので気持ちいい。
最終コーナーは微妙に登り勾配。思ってる以上に滑るのでライン取りは重要。
脱出スピードを意識したいが、なかなかうまく決まらない。ムズいやんか。
ふーーー。ご馳走様でした。
久しぶりにカートに乗れた喜びと、ケツの振動を噛み締めながら無事に帰投。
広いしN35だったらオール全開で行けるんじゃないの?と思っていたが大間違い。めちゃめちゃ腕を試されますやん。
結果、10周してベストは57秒239。パッとしないタイムのような気がするが、最初にレクチャーしてくれた親父さんは花丸を書いてくれた(笑)
「今は路面が冷えてるからねー。陽が出てたお昼頃に走ってたら余裕で1秒は縮むよ」という何とも優しいコメント。少し救われた。
ありがとう。おやっさん。
本音はもう一度走りたかったけど、なんとなーく常連マイカートさん達の邪魔は出来ねぇ。って気になって1回で終了した。
道幅が広く、全長も長いサーキットだけに、こう走ったらどうなるんだろ?みたいな疑問がいっぱい。やり込み要素の高いコースだな。
もうちょっと暖かくなったら再挑戦しに来よう。
楽しかったー。
さ、富士スピードウェイに向かうか。
公式サイト
[独断と偏見評価]
難度★★★☆☆
度胸度★★★★☆
爽快度★★★★☆
コスパ★★☆☆☆
ホスピタリティ★★★★★