大磯ロングビーチの駐車場にカート場を作った湘南シーサイドGP。いつか行こう思いつつ行けずじまいだったんですが、悲しいかな6月一杯で営業終了との噂が。(キムタク風に)チョ待てよ!と叫びつつ、6月末に滑り込みで走って参りました。
真夏に行ったらヤベえ地域だが、まだ海開きもプール開きもしていない時期だから、大磯の町はひっそりしてて車もスイスイ。
高速から程なくロングビーチの通りに出ると視界に海がドーンと広がる。すっげー開放感。ロングビーチの敷地内に入りメイン駐車場の反対側に行くとカート場が現れた。
車を降りるとほのかに漂う海の香り。カート場=田舎の山手という概念を覆す新鮮なロケーションだ。
コースはタイヤを並べて作られた典型的な特設サーキット。同類にシティカート、モーターパーク所沢、Fドリーム平塚などを思い浮かべるが、あちらは縁石の設置や白線を活用してサーキット風に仕立ててある。こちらはタイヤオンリーで仕切られたより簡素な佇まいだ。
コースは実に単純。未経験者でも安全に楽しめることを主眼に置いたレイアウトなんだろうね。とは言えハイスピードコーナー、ハードブレーキングが必要なタイトコーナーなど、腕の差が出そうなポイントも見受けられる。
料金は1回6分で2000円。回数券を買うと割引となる標準的な価格設定。
マシンはお馴染みのビレルN35に4スト200CC。ステアリング周りの金属部分のサビが目立つけど、立地がオーシャンフロントだけに間違いなく塩害によるものだね。メンテ大変だっただろうな…。
回数券でじっくり堪能する時間的余裕が無かったので、単発2本勝負。人生最初で最後の湘南シーサイドGPをこの目に、心に、刻みつつ味わって参ります!
1コーナーは全開で滑るか滑らないかの絶妙な塩梅のRを描く。大外からインを突くが、インに拘り過ぎない方が安定するかな?出口は大外に脱出したいけど、外側は見るからにダストが凄そうな感じだったので、カート1台分ほど空けた。
2コーナーのヘアピンはバックストレートからフルブレーキングで進入。トップスピードからのブレーキングなので結構不安定になるが、制動力が強く効いてる時にステアリングを切らない限りスピンすることはない。コーナー脱出後の右サイドには黒い段差ステップのような物体が並べられ幅員が狭くなっているため、しっかり曲げてやらないと立ち上がりに右タイヤで黒い物体を弾くことになってしまうから注意が必要。
3コーナーもヘアピンだが、2コーナーのような折り返しターンではなく、先端が少し膨らんだリアルヘアピン形状になっている。大回りせず出口でイン気味につけば、次のゆるいS字を楽に迎えられる。
ゆるいS字とはいえ、巨大なシャンプーハットのような障害物が左と右に控えめに出現するだけなので、走行ラインはほぼストレートみたいなもん。
最終コーナーのライン取りは悩みどころ。大外からアプローチするのは共通なのだが、コーナー明けの広いメインストレートの幅員を最大限使って極力直線的にクリアすればスピードは稼げるだろうが距離をロス。逆にイン寄りでクリアすれば距離は稼げるが立ち上がりスピードをロス。どっちも試したけどセクタータイムがわからんし、体感的にもどちらが効率良いのか今一つわからなかった。
2回走ってベストは29秒629。めっちゃ嬉しい!!
このタイムがどの程度なのか不明だが、末尾3ケタが誕生日とビンゴだったので(笑)
めちゃくちゃシンプルなコースレイアウトだからこそ、なかなかスピード感もあるし走ってて気持ちよかった!
只でさえ数少ないカート場がひとつ消滅してしまうのは非常に惜しいなぁ…もったいない。
ただし!湘南シーサイドGPの魂は消えることなく、今後は大井松田カートランドとのレンタルカート事業を、この湘南シーサイドGPが運営していくとのこと。
…え??そもそもお二方はどういったご関係で??
そのへんはよく分からないが、このタッグによって個人的超難関の大井松田のレンタルが今後パワーアップするのであれば嬉しいっす!
また大井松田でお世話になります。
ひとまず、これまでの営業お疲れ様でした!
公式サイト
[独断と偏見評価]
難度★★☆☆☆
度胸度★★☆☆☆
爽快度★★★☆☆
コスパ★★★☆☆
ホスピタリティ★★★☆☆