大納言 疾走る!

ド素人がレンタルカートを中心に無責任に不定期に語る。

シーサイドサーキット 走ってみた

以前、木更津サーキットに行った時(今は名称がハーバーサーキット木更津に変わっているらしい)、壁に掛かっていたすこぶる綺麗なシーサイドサーキットの写真を見て、いつか走ってみたいなぁとヨダレを垂らして早3年。

愛知県と言えばたまーに名古屋へは行くことはあるものの、セントレアのある南側の常滑エリアなんて無理して自発的に行かない限り、全くもって行く機会など自然には訪れない。

このままじゃ一生行けんわ。と、このたび名古屋に行く用事をきっかけにして一念発起で南下を試み、遂に憧れの地を踏みしめることが出来た。

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ここは木更津と同コンセプトでイオンモールの敷地内に作られている。カート場はうるさいし広大な敷地も必要だから僻地に。という定石に一石を投じる画期的なロケーションなのだ。

イオンモール常滑はとにかく恐ろしくデカい。駐車場の駐車位置を間違えると、歩いてサーキットに辿りつく頃には夜更けになってしまう勢いである。

外周道路からはサーキットの気配は全くうかがえないので、自分は適当に2番ゲートから駐車場に入ったのだが、これが奇跡的にズバリ正解。ゲートは2番か3番から入るのがおすすめ。逆側から入ってすぐ停めちゃうとマジでヤバいから。

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駐車場に停めても未だサーキットの気配が無い。不安になってマップを再確認し、アスレチック施設の「きゅりお」を突っきって、やっとこさサーキットに辿り着いた。

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が、先に言ってしまうと残念ながらシーサイドサーキットの本領を味わう権利を自ら放棄してしまった…。

と言うのも、行くまで知らなかったのだが、このサーキットで最初に乗ることになる一般カートで41秒999を切ることが出来れば追加6300円(=3回走行券、使用期限なし)を支払うことでスーパーライセンスが入手でき、スーパーカートに乗る権利が得られるようになるのだ。

で、そのSライ発行のボーダーとなる41秒999というタイム。走ってみて分かったのだが、努力して目指すような高いハードルでは無く、カート経験が多少あればいとも簡単にクリアできるもの。自分のレベルでさえ計測1ラップ目からクリアできてしまった。

つまり、ここをシコシコ走ってる方々は、ほぼほぼ速い方のスーパーカートでタイムアタックしているということだ。

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本来ならこのままスーパーカートに挑戦すべきなのだが、実を言うと欲をかいて更に南にある美浜サーキットにも行く算段としていたため、ここで腰を据えて3回券を追加購入して消費する時間的余裕が無いと判断し、苦渋の決断でSライ走行を諦めてしまった。

もう一生来れないかも知れないから、使用期限の無い回数券とは言え、残すことは許されない。

Sライ3回券を使う余裕は無いが、一般カートをもう1回お代わりするくらいの時間ならあった。だが既に基準タイムをクリアしちゃってるので一般カートでタイムを更新する価値は見いだせないし…

実に身勝手なジレンマに陥りつつ、結局一般カートを1回体験しただけでサーキットを後にしたのである。

せっかく来たのにアホかな。

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という訳で、シーサイドサーキットはほとんどの来場者が所有しているであろうSライのスーパーカートを基準として語られるべきであり、一般カート体験のみでは単なる知ったかヘタレ野郎に過ぎない。

…が、折角なので来場記念に感想を綴っておきたい。

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料金は会員登録300円、計測6分1回2300円、3回券6300円の標準的なお値段。但し女性はめちゃ安い!次回来場の機会があれば女装エントリーを試みてみよう(汗)

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とても綺麗な全長600m、時計周りのサーキット。立地が立地なだけに、ほぼ平坦。Rの異なるコーナーが絶妙に組み合わされていてテクニカルな印象だ。

なおGoogleマップの空撮ではストリートビューのラインが付いてしまってるが、もちろん現場には無い。

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マシンはSodiのRX8、エンジンはホンダ270cc。一般とスーパーの違いは排気量なのかリミッターなのか、そこんところは不明。珍しいヘッドレスト付き。

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走り出しは1コーナーをセオリー通りアウトから侵入。かと思いきや、一般カートは遅いので走ってるうちにインベタで行けることがわかる。アウトインアウトでは無く、ベタ踏みで限りなくインインインだ。

2コーナーはさっきより少しタイトなので中央から進入したが、更にインベタの限界値を探る価値あり。

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シケインを直線的に抜け、制動力低めなので4コーナーは気持ち手前から軽くブレーキング。点線の推奨走行ラインを通るように意識。

この先はブレーキを踏むポイントは無く、全てベタ踏みだ。

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5コーナーは流石にインベタは無理なのでアウトインアウトで。切りすぎるとグリップを失いタイムロスになるので優しくステアリングを戻してバックストレートへ。ここの走行ラインはもっと詰められそうだ。

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バックストレートエンドからのS字は左右縁石まで使って極力直線的に行きたい。

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最終コーナーも出来る限りインベタで。縁石も食って行った方がいいかな?ベタ踏みとは言えライン取りによっては微妙に立ち上がりのスピードが変わってくるはずなので、ベストを探る余地は大いにある。

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楽しみにしていたサーキットに来たにも関わらず、そんな感じで一般カートでたった1回のトライに終わってしまった。速いカートでマッタリ楽しんでる常連さん達がキャッキャしてて羨ましかったっす。

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ベストラップは38秒9。

スーパーカートのレコードはこれより5秒ほど速いみたいなので、そこには全く別次元の世界が広がってるのは確実。いつかまた訪れる日が来たら、もう一度ゼロからの挑戦になるな。

ゆとりあるスケジュールで臨んで、じっくりSライカートを味わいたい。

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広い待合スペースは清潔感があり、貸出メットやシューズも綺麗で豊富。スタッフさんも親切で、期待を裏切らない素敵なサーキットでした。

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[独断と偏見評価](※一般カート目線)
難度★☆☆☆☆
度胸度★☆☆☆☆
爽快度★★☆☆☆
コスパ★★★☆☆
ホスピタリティ★★★★★