阪急、JR宝塚駅から車で5分。ターミナル駅からのアクセス抜群な、関西の老舗カート場。
到着して車を降りた瞬間、お速いキッズ達のパオーーンと心地よいサウンドがこだましている。
ちびっことはいえバカっ速い…
この速度で突っ込んでいくのはなかなかスリルがあるなあ。
駐車場から見える1コーナーを眺めつつ、初見参のカート場のゲートをくぐった。
ここは、16時まではクラス毎に走行時間が設けられているようで、お速いマイカートの方々→ちびっこマイカートの方々→レンタルカート→ちびっこレンタルカート、そんな感じの時間割となっており、それぞれの時間になったら丁寧なマイクアナウンスが行われる。
16時以降はレンタルカートオンリーとなる。
まだ時間がありそうだが、とりあえず受付へ。
人懐っこい受付のおばあちゃん、いや、おばさんが明るく出迎えてくれる。
初対面だがあまりにもアットホームなので、ついつい話し込んでしまった。
おかげでこのカート場のことをいろいろ教えてもらうことができた。
カート場のオープンは1990年とのことで26周年!
歴史があるなぁー。
もともとは砕石会社で、関西の街造りや埋め立てのために、この辺りの山を砕石。
砕石後の土地の有効活用としてサーキットを作り、木を植えて緑豊かな環境を作り上げた。
ここは砕石会社のモータースポーツ部門なんですわ。
とのことで思わず、
頑張るから採用して!と言ってしまいました(^^)
こないだ探偵ナイトスクープでネタに取り上げられたらしく、それ以来お客さん増えたんよ〜。
とのこと。可夢偉と一般女性が対決したらしい。
見たかったなあ。
初級者が乗るBirelの目標タイムは35秒台。体重軽くて速い人は33秒台で走るんよー。
とおばさま。
よしっ、だったら33秒台を叩き出してやろうやないか!
と若干力みつつ、凡人の私は35秒台を目指して粛々と頑張ろう。と心に決めた。
ひとしきり話を伺った後、誓約名簿に署名して、タイム計測センサーを受け取る。
これを終日所持しておき、乗る度にカートに装着してもらって、最後の会計時に計測した周回数によって精算するというシステム。
1周100円という単純明朗会計が画期的!
場内もなかなかアットホームな雰囲気だ。
コースレイアウトはこんな感じ。
最初のヘアピンの次のスパイラル状のコーナーが難しそうだ。曲がるにつれてRがキツくなっているぞ。
初級カートはこちらのビレル。エンジンはよくわからない。
あ、フレームが青いから別物かな?
さあ、いよいよ走行時間。
手荷物をロッカーに預け、上着を着用する。
という訳で、いざ出陣。
…おお、1コーナーは案外奥まで曲がってる感じなのね。若干の不安がよぎるが、ベタ踏みでいけそうだ。
ヘアピンはガツンとブレーキ。
出口アウトの縁石は結構デコボコしてるから、あまり深く乗りたくない。
で、いよいよスパイラル。
アウトに大きく振るか、センターあたりから入るか、悩む。
思ったより出口のRがキツいから、インベタなんかしようものなら膨らんで、続く右コーナーにスムーズに入れない。
やはりクリッピングポイントは奥のスパイラル出口寄りにもっていくほうが良さそうだ。
続いてのシケインは直線イメージでOKだな。
最終コーナーはRがきついと思いきや、コーナー出口が広いので案外攻められそう。
流石にアクセルベタ踏みは無理っぽいが、進入前に少しだけアクセルを抜いてやれば大丈夫そうだ。
アクセルを極力早めに踏み込み、グリップを保ったままいかにスムーズに脱出できるかが直線のスピードの乗りにかかってくる。
ここはベストなライン取りを探るとしよう。
そんな感じで1セット目を終えた。
10人くらいが入り乱れて走行しており、黄旗、青旗が振られまくって全くクリアラップがとれず…
次のセットで試せばいいや。
しばしの休憩を挟んで2セット目。
既にレンタルカート専用時間に突入している。
何周・何分という縛りが無く、気がすむまで走れるから、今回は納得できるところまで走ってみよう!
と、気合を入れて出て行ったのも束の間、乗り込んだカートはハズレだった…
どうやらカートの調子の差は相当に大きそうだ。
1セット目のタイムすら出せない。
さっきのより2秒落ちているじゃないか!
そもそもストレートスピードが違いすぎる!
遅いにもかかわらずやたらと滑る!
数周走ってすぐに帰投した。
戻ってタイヤを見てみたら…
ボロボロやぁー。
どうやらタイヤは最後の最後まで使い切る主義のようです。
なんか次に乗ってもまたハズレを引くのでは…
と、ちょっとヤル気が無くなってくる。
しかし、折角遊びにきたのだ。
ハズレてもいい思い出。ヨシとしようじゃあないか!
と自身を無理やり鼓舞して3セット目に入ってみた。
おおー。普通普通!
1セット目みたいな感じ(^^)
しかも客が減って走りやすい〜
ということで、とりあえず目標タイムの35秒台を出してフィニッシュすることができました。
もう少し調子のいい車に当たれば34秒台狙えたのかなあ??
どっちにしても自分には33秒台なんて無理や…
他の人が走ってるのを見てても、やや当たりハズレが大きい印象ですが、リーズナブルなのでワイワイ楽しむにはオススメ。
速いカートのホンマもんの皆様にとっては、狭いコースだけに非常にスリリングな難コースだと思いました。
本日、結局56周走って、5600円!(エントリーフィー除く)
安ぅ〜(^^)
公式サイト
[独断と偏見評価]
難度★★★☆☆
度胸度★★★☆☆
爽快度★★★☆☆
コスパ★★★★★
ホスピタリティ★★★☆☆
自己ベスト35秒3