大納言 疾走る!

ド素人がレンタルカートを中心に無責任に不定期に語る。

厚木トレリス インドアサーキット 走ってみた

2018年春に新たに誕生した厚木の屋内カート場。こないだまで全く存在を知らなかったのだが、何やらマシンがパワフルなレアものであるとの情報を聞きつけ、試しに行ってみた。

f:id:DAINAGON:20181105221310j:image

カート場は年季の入ったショッピングモール立体駐車場の3階。

素直に3階に止めりゃあいいものの、走りに来たぜオラァ!感を出したくない小心者のボクちんは、ついつい2階に車を止めて、一度ショッピングモール棟に入ってしまったもんだから、ちょっぴり迷ってしまう…

モール2階は駐車場の2階、モール3階はなんと駐車場の4階に繋がっているのだ。ショッピングモールと駐車場の階層はイコールじゃないのである。

何ということか!俺は一体どうやってカート場に行けばよいのだ!!!

…はい。駐車場のエレベーターで3階に行けばよいだけでしたー(汗)

他にも行き方があれば、さーせん。

危うく警備員さんに迷子の届け出をする寸前だったが、辛うじて事なきを得た。

ていうかね、ここのショッピングモールの2階、とんでもないですわ。巨体なショッピングモールのフロア全部がゲーセン。ラジコンコースやらミニ四駆やら自販機サイズの1人カラオケBOXなんかも色々あって、そらもうレジャーのパラダイスのような空間。ここの体験談だけで原稿用紙20枚は行けそうな規模感。

カートやめてこっちで遊びまくる?と、おもむろにセガのSWDCに座りかけたが、いかんいかん!と雑念を振り切った。

f:id:DAINAGON:20181105221403j:image

何とか立体駐車場3階に到着。駐車場なだけあって薄暗〜い。ハーバーみたいなネオンギラギラじゃないし、丁度誰も走っていなかったこともあり、え?今日ひょっとして営業してないの??と一瞬不安になる雰囲気。

がしかし、受付に行けば実にマイルドな雰囲気のスタッフさんが対応してくれた。

1回6分間2000円。3回券4300円、5回券6700円。回数券を買うと圧倒的に安くなる。(6分って少なっ!と思ったけど、6分でもかなりラップ数いくので意外に長く感じます。)

すぐバテるタイプなので3回券を購入。

コースレイアウトは図を撮り忘れた。ザックリ言うと時計回りで前半は直角的な逆コの字。長いバックストレートを挟んで後半はトリプルヘアピンという組み合わせ。

f:id:DAINAGON:20181105221436j:image

全長は240メートルで、ハーバーとほぼ同等。634より100メートル以上短い。だが幅員がかなり広いので規模としては1番デカく感じる。

屋内の定番?であるスロープの登り降りというアクロバティック要素で距離を稼いでないので、やっぱり面積では1番デカイのかな?

f:id:DAINAGON:20181105221458j:image

マシンは一瞬SODIに見えるけど、PRAGAという初耳の美しい車体になんとエンジンは4スト300cc。屋内カートでこの大排気量。面白そうやーーん!

ペダルは一般的な棒状のものではなく、しっかりした面の形状。踏んでみても特に違和感は無い。ペダル位置はレバーで前後調整できるいたわり設計。ステアリングは気持ち遠めに感じるが、自分にとってはこのくらいの方がしっくりくる。なおシートベルトは装備されていない。

f:id:DAINAGON:20181105221526j:image

早速1回目の走行に繰り出すが、お初なのでリミッターが効いてるらしい。リミッター付きで全ラップの半分以上で28.0秒を切ることができれば、ライセンス付与となり次回よりリミッター解除となるようだ。

とは言えリミッターはバックストレートの全開区間の後半でやっと介入するくらいのレベルです。とのこと。

うーん、走ってみるまで良くわからんけど、いっちょ行ってみましょう。相変わらず誰も走ってなくて事前にイメージ出来ないまま出発!

f:id:DAINAGON:20181105221558j:image

ついつい300ccと言うだけでモンスター感を妄想してたけど、第一印象としては案外普通。パワー面で特に、おっ!すげっ!やばっ!感は無い。(後のリミッター解除後も同印象。)屋内コースではマシン本来の気持ち良い伸びを発揮しきれない感じなのかな。もっと広大なコースで使ってみたい。

路面は屋内カート特有のチュルチュルなのでとにかく滑りやすい。グリップとスライドの狭間を上手く掴んで効率的に走り抜けるツボを探らないといけない。

確かにストレートの中盤でリミッターの頭打ちが入った。が、ほんの少しの区間だけ。

乗っけから意外に上手く走れた達成感あり、ベスト22秒8で1セット目を終えた。ライセンス付与条件を無事達成〜。

初めてカートを体験する人でもない限り、誰でも楽勝で条件はクリアできそうです。

走行時間は6分だが、このラップタイムでは15、6周は走れるので体感では結構長く感じる。むしろ、え?まだあんの?と感じるくらい。

f:id:DAINAGON:20181105221709j:image

1セット目で得た感覚を元に一気に2、3セット目をトライ。

ここから晴れてリミッター解除となるが、やはりバックストレートのトップスピードが伸びる。ヘアピン進入時、リミッター付きの時より意識的に強めにブレーキングしたつもりなのに全くクリップにつけず、うわうわっ、と大外し…。相当強めのブレーキングが必要ですわ。かといって乱暴すぎると一気に挙動が乱れるので、そこはデリケートなペダル操作が求められる。

とにかく折り重なるトリプルヘアピンを意識して立ち上がりを極力イン側に持ってこないといけない。早めに頭を振っていくことが必要なのだろうが、意識し過ぎると逆に入り過ぎて立ち上がりがモタついてしまう。リズムよーく抜けたいところだが。

f:id:DAINAGON:20181105221632j:image

トリプルヘアピン明けはメインスタンド前(ないけど)のシケイン。ここは、まあ真っ直ぐ走りゃあいい。次の逆転コの字コーナーのためにここで一瞬のヌキが必要。アクセルオフで行けるけど、メリハリのためにチョイブレーキ踏んだ方が良いのかどうかは分からない。

逆コの字は僅かながらのスライドを感じつつ弧を描くようにクリアするのが良いのだろう。この部分は気持ちいいっす。

んでバックストレートに続く。

リミッター有り無しの違いはバックストレートくらい。他のセクションはそこまで回転が上がらないので私レベルでは全く体感は同じでした。

f:id:DAINAGON:20181105221838j:image

結局あんまタイムは変わらず、リミッター解除のベストは21秒9。このコンマ9の短縮は、リミッターと言うよりは、コースに慣れてきたから。って感じ。

とは言えバックストレートエンドからのトリプルヘアピンを流麗に駆け抜けることは出来なかったなぁ。

クリア後の立ち上がりもモタつき気味なもんだから、そこからの伸びにも大きく影響してそう。

レコードは19秒台らしく、F1なら107パーセントを大きくオーバーして余裕の予選落ちですな(涙)

f:id:DAINAGON:20181105221914j:image

ちょっと駐車スペース借りてなんとな〜くカート体験コーナー作ってみました〜。的な感じかと思ってたら大間違い。

ハーバーみたいなチョコマカした楽しさとはまた異質の、屋内ながらもなかなかのスピード感が味わえる、しっかりと作り込まれた奥の深い本格コースでしたわ。

f:id:DAINAGON:20181105222702j:image

雨が降ってても関係なし。混雑してても駐車スペースに困ることなし。走り疲れたら2階の広大なゲーセンやショッピングでちょっと一息すればよし。

フルで1日遊びまくれる、羨ましい程のロケーションでございました!

f:id:DAINAGON:20181105222418j:image

公式サイト

http://atsugi.fujinamiland.co.jp

[独断と偏見評価]
難度★★★☆☆
度胸度★★☆☆☆
爽快度★★★☆☆
コスパ★★★★☆
ホスピタリティ★★★☆☆