寒い冬が大っ嫌いなので、カートは正月の鈴鹿アドバンスカート以来冬眠。
そろそろ走らなアカン!と思い立つもなかなか小忙しくて動けず、気がつけば6月。もうすぐ夏到来ですやん!
しかし、夏は夏でレンタルのメットが他人の汗で湿ってたり臭かったり…。日差しはキツイし、暑いなか長ズボン着用(場所によっては長袖も)、フェイスマスクも汗まみれになるしんど〜い季節。
とはいえ、凍える冬よりは全然マシですけどね。
そんなことで、ほぼ半年ぶりのレンタルカートに行こうと決めた。
手始めはどこにしよーかなー?と悩んだ結果、リハビリするならやっぱり豪快なコーナリングが楽しめるココでしょう。ということでラー飯能にやってきた。
気温32度。快晴。真夏じゃないのでカラっとしてはいるが、日差しはかなりキツい。こりゃ路面も相当熱いぞ。
暑い夏場はタイヤが軟化しグリップが上がって走りやすいのがメリットだが、一方でタイヤの摩擦係数の上昇と暑さによるエンジンのヘタりでスピードが伸びないデメリットがあり、総じてタイムの出にくい季節だと言う。
しかぁ〜し!ヘタッぴな自分には恐らくタイヤのグリップが上がる恩恵の方がデカいに違いない!まさに夏シーズンは自己ベストタイム更新に打ってつけなのである!!
…と自身に暗示をかけ、3回券を購入し、自信みなぎるオーラを発しつつ、ラー飯能の無骨なマシン「PK」に華麗に乗り込む。
あ!そうそう!お風呂マット!
一度華麗に乗り込んだものの、背中が痛くなるの嫌だから、モタモタ下車し、貸出お風呂マットを取りに行き、ふたたび華麗に乗り込み直す。
最早この時点で華麗さなんて微塵も無いことは言うまでもない。
さっ、ハンドルを握ってみて、っと…。
ギョギョギョギョ!!
カートってこんな低い視界でしたっけぇ???
タイヤってこんなにすぐそばにありましたっけぇ???
乗った瞬間驚きを隠せない。僅か半年でこんなにもボケるとは。
若干の不安が脳裏をよぎるも、走り出せば直ぐに違和感は無くなった。
最初の2、3周は感覚を思い出すように7割程度で走行。
前回来た時、序盤はもっと滑りやすかったような記憶だが、今回は路面が熱いからか、やはりのっけから強いグリップを感じる。
こりゃ今日はイケるで!直感でそう感じた。
1、2コーナーは何の不安もない。難しい4コーナーも妙に入りやすい。7コーナーの立ち上がりも挙動が乱れずタイヤが喰いつく。ブレーキング後の9コーナーもスッと頭が入り、その後のセクションもタイヤが泣きにくい。これはいいじゃあないか。
しかし…。これから攻めるでー!という5周目あたりから、なんなんでしょう、めっちゃ体がツラい。既に息はハアハア、腕もしんどい。ラー飯能ってこんなにしんどかったっけ??寝不足が響いてる??
1回8分の走行だが、チェッカーが振られる前から集中力も切れ、やめたくなる程疲労している。最後の2周は流して終了した。
久しぶりにしてはそこそこタイムが出たが、ヘルメットを脱いだ瞬間、更にドッと疲れが襲いかかる。
いつも1本目が一番しんどいけど、今回はヒドい。
つくづく体力の衰えを痛感するわぁ。
とりあえず日陰で暫し休憩〜。
体の芯の気怠さは一向に取れないが、表面上の疲労は取れた。恐らく瞬発力は戻っているだろうと。
これ以上は幾ら休憩しても変わらなそうなので、2本目を決意。
さて、恐る恐る2本目に入ってみたが、体は驚くほど楽になっていた。1本目で鈍い体が目覚めたんだね。めっちゃ楽。
号車は変われど、同じくグリップもりもりで不安感は無いんだけれども、やっぱりどうしても苦手な4コーナーだけは攻め切れない。
怖がりなんでしょうね。もっと突っ込める!大丈夫!と頭では思ってても、ラインオーバーやスピンのリスクを感じ、ついつい保守的にブレーキングしちゃう。タイムを削るポイントに違いないんですけど…。
あとやっぱり9コーナー。ここの良し悪しはメインストレートまで響くからね。
イン寄りに抜けてストレスなく10コーナーに入っていけてるし、4コーナーに比べるとそこそこ上手く攻略出来てる感はあるものの、もーーっとコンパクトにクリアできるはずだ。ここもブレーキングし過ぎてるかなぁ。
結局3セット走ったけど、成果は出ず…。もっとガシガシ走って練習したいけど、金も無いし、悲しいかな、そもそも体力が持たんのだよ。
1セット目
2セット目
3セット目
見事なまでに寸分違わぬタイム。
成長曲線の頭打ち感がハンパねぇ…
しかも自己ベストを首の皮一枚上回れない不甲斐なさ。悲しすぎる…
ここで初めて走った日のベストを未だ超えられないって、何なのでしょう。
応用力が無いのでしょうなあ〜。自分の殻を破れない小ちゃい人間てやつか。
ま、今シーズンは冬眠までまだまだ時間が残されている。
また懲りずに来てやるぜ。飯能(泣)
本日のベスト
33秒820 (自己ベスト更新ならず…)