クリスマスに大阪に出張。
出張がてら、大阪北港の人工島、舞洲(まいしま)にある舞洲インフィニティサーキットを訪れた。
大阪市内唯一のレンタルカート専用サーキットだ。
ここは以前訪れたスポーツカート阪奈と同じ経営のサーキットらしい。
スポーツカート阪奈といえば、半端ない高低差のジェットコースター感に圧倒されたとともに、ビジターに対する厳しい料金設定を思い出す。
まさか、ここもあのお高い料金なのか??いやいや、さすがに大阪だと客も多いから多少は安いんじゃ?
淡い期待を抱き、まずはじめに料金システムからチェック。
はい、スポーツカート阪奈と同じでしたー。お試しパック3周+5周で3800円。
やっぱり高ぇっスわ…。1周あたり475円。1周換算で考えると余計に高く感じてしまう。
でもね、乗りたかったら払うしか無いんですよ。一瞬高いと思うけど、無理、っていう程の値段じゃない。ギリギリを突いた上手い価格だなーと思います。リピートは厳しいけど。
ちなみに会員価格はグっと安い。年会費も年間2回以上走るならおトクという。地元の人はお試しパックなんか使わずに、是非とも即会員になるべきである。
かく言う私も、10月に阪奈、そして今回舞洲を体験するので、結果的にはあのとき阪奈で会員になっておいても良かったわけである。
で…。やっぱりここにもありました(笑)
阪奈にもあった、レッドブル飲めばプラス2周。
これで3周プラス7周に。計10周に魂こめて疾走るでーー!
さて、サーキットはパッと見、駐車場の跡地を仕切ったような特設コースに見えるが、よくよく見ると最初っからサーキットのために造成されているようだ。
Googleマップでもわかるが、とにかくかなり路面が傷んでいる
コースは時間帯によってハイスピードとテクニカルに分けられている。訪れたのは15時なのでハイスピードだ。
ハイスピードコースの月間レコードは32秒1。
初めてだったらどんなもんだろ。34秒台くらいで走れたらまずまずなのかね?甘いかね?
マシンはビレルにヤマハの200CC。どのマシンもカウルは酷く痛んでいるが、機械的なメンテはきっちりしてくれている筈だ。
さあ!とりあえず1発目の3周。
僅かな待ち時間でコース図のレイアウトを頭に叩き込んだつもりだったが、いざ走ってみるとやっぱり覚えてなかった(汗)
路面のキズ、汚れ、タイヤバリア・縁石ブロックのブラインド、アスファルトの繋ぎ目、いろんなものが視界に入ってきて、どこを走ったらいいかわかりにくい…
走り心地も心配だったが、見た目の傷みの割にガタつかず、案外気にならない。
コース図にはブレーキとアクセルオフのポイントが記されていたが、アクセルオフのポイントでも全く無理なく曲がり切れる。結構使い込まれたタイヤだったので不安を感じていだが、これは意外。思いの外グリップしてくれる。
レコード並みのタイムともなれば、流石にアクセルオフを適切に織り交ぜないと走れないのだろうが、今の自分にゃあまだ不要な感じ。
とりあえずはグリップの限界値を把握することが出来た。
インラップ込みの3周なので、ほぼレイアウトをなぞっただけで一瞬で終了。
タイム、36秒12。
しばし順番待ちをして、2本目の7周!インラップ込みなので実質6周だ。少ねーよーー。
1コーナーはしっかり目にブレーキング。アウトからコーナー奥目にクリップし、膨らみ過ぎず2コーナーに備える。
2コーナーはアクセルオフポイントだが、なんだかそのまま行けちゃうのでスピードを殺さずインに付いてクリア。
そしてクイックな左、右コーナーが続くが、出口の懐が広いのでここもフルスロットルで行けちゃう。
お次は軽〜く右に曲がってからの左の鋭角コーナー。ここも厳しいように見えるが、フルスロットルで行けちゃう。しかしここだけは脱出後に流石に膨らみ過ぎてしまうので、手前でややオフる方がいいのでしょう。
ここからバックストレートエンドまでずーっとベタ踏み。まあ今回、1コーナー以降ずっとベタ踏みだった訳なのですが、公式にはここからがフルスロットルゾーン。
なかなか気持ちの良いスピードを感じつつ、バックストレートエンドで一気にフルブレーキング。
ドーンと踏み込んでからコーナーに入るが、恐れていた挙動の乱れは一切起きない。このコーナーはもっとシビアだと思っていたが思惑は外れた。
サーキット秋ヶ瀬のフルブレーキングの挙動をイメージしていたが、大違い。秋ヶ瀬の1ヘアはスリッピーで繊細だったが、ここは意外に許容範囲が広そうだ。
あとは最短距離を通ってメインストレートへ。
僅か6周ながら、色んなレベルの人と混走のためオーバーテイクを2度ほど。クリアラップは4周ほどだろうか。
さあここから!って所で終了してしまったものの、まずまず頑張れた感アリ。
さあ、タイムはいかに!
35秒35…。
あかーーん!さっきからコンマ8しか縮んでない。
なんで??ホンマつくづく伸び代ないわ…。
うーむ。アクセルワークのメリハリをつけて、ラインをもっと工夫したとしても、自分には34秒台が限界かなあ。レコードの32秒台なんて全くイメージできないわ。
スリルは無い。路面は酷い。カートもボロい(見た目だけね)。けど、マシンを振り回す感じがなかなか気持ちの良いコースでした。
あ、あと、お客さんがすんげー多かったけど、スタッフさんが皆さんハートフルで良く動いてくれるので居心地はとても良かったです。
今回は味見程度。ガッツリ走りたいけど、ビジターではおサイフ的に無理っす(涙)
公式サイト
http://sportskart.com/maishima.html
[独断と偏見評価](ビジター目線)
難度★★★☆☆
度胸度★★☆☆☆
爽快度★★★☆☆
コスパ★☆☆☆☆
ホスピタリティ★★★★☆
自己ベスト35秒35